朝は穏やかに家族を送り出す
朝は時間との闘い。 起こしてもなかなか起きない子ども。準備が遅くて朝食をおろそかにする子ども。時間を全く気にせずハラハラさせる子ども。朝から子どもたちを学校に送り出すのに一苦労。 早く起きなさい。顔は洗ったの?は磨いた?早くご飯を食べなさい。忘れ物はない?もう、昨日のうちにちゃんとしておきなさいってあれほど言ったのに・・・ 何と慌ただしいことでしょうか?
次から次へと機関銃のようにまくしたてる。お母さん、今日もご苦労様。でも、朝は1日の始まり。言わなきゃならないお母さんも、がみがみを聞かなきゃいけない子どもたちも大変です。朝のスタートが不愉快では1日気分が悪い。怒った方も怒られた方も。 子どももイライラしていたらろくなことはありません。子どもの通学途中も心配になりませんか。集中力に欠け交通事故に遭っては大変です。穏やかに送り出してください!
お母さんだけが朝の闘いををする必要はありません。毎日毎日機関銃を片手に同じことを繰り返してマンネリ化させている家庭は、是非子どもの成長のための方法を考えてみてください。根気よく。一つ例をあげます。
★子どもたちに自分の事は自分でやるように日ごろから促してください。 まずは、子どもと向き合いミーティング。(時計を横に置いて針を見ながら、子どもに考えさせる。)
- (親)・起きてから洗面・身支度にどのくらいかかる? →(子)僕なら10分でやれるよ。 そんなに早くできるの? →大丈夫。やってみる!
- (親)・朝食はどのくらい時間が必要? →(子)15分かなあ 食事は余裕をもって食べてほしいから最低でも15分は必要ね。 →いつもその位だから大丈夫。
- (親)・家を出発するまでの予備の時間は? →(子)予備?何? (親)トイレが長かったり、忘れ物に気づいてバタバタしたり何が起きるかわからないよ。もしものことも考えて、予備の時間が15分くらい必要じゃない? →(子)うん。なるほどね。わかった。15分でいいと思う。 (親)忘れ物がないか、前の夜に確認しておけばのこの15分はもっと短くてもいかも。 →(子)そういうことか。まずはやってみる。
- (親)・家を7時半に出発するなら、何時に起きればいい?→(子)えっと、(時計を見て自分で考えさせる)6時50分でいいかな。 (親)いつも1回で起きないから6時30分に起こしているけど大丈夫? →(子)6時30分に目覚ましかけて、自分で起きれるように頑張ってみる。6時50分には行動開始してないとまずいということで。
・家庭の状況に合せて、ゴミ出しや犬の散歩の役割があれば追加する 親に言われて、いつもその通り行動させていると言われなきゃできない癖がつきます。 *自分で時間の予測を立てたり、何が必要か考えさせ行動する習慣を小さいうちから身につけさせている親は要領よく送り出していると思いますよ。 【いざ実践】 一つでも昨日できなかったことができるようになったら褒める!少しでも機関銃を発射する機会が減ったら褒める。予定通りいかなかったら、子どもに時間の見直しの機会を与える。子どもが自分で決めたことだから、時間に対して敏感に行動できるようになる。
あれもこれもではなく1つずつ一つずつ変われる機会を与えてみてください。 まだまだいろいろな方法があると思いますよ。子どもをその気にさせて行動させる方法が・・・・。 いくつもの成功例の報告を受けています。
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