子どもへの指示の出し方と返事
「まったくもう!返事位しなさい。」と子どもに対してイライラする場面は日常茶飯事。「宿題はすんだの?」「ゲームばかりやってないで早く勉強しなさい!」「片付けくらい自分でしなさいっていつも言ってるでしょ!」「返事位しなさい。」
大声で子供の名前を呼ぶときは、聞こえていたら返事をする習慣は必要だと思います。(避難時に安否確認をする際にも、返事の習慣は日常から意識させてください)
しかし、一般的に返事は相手と正面向き合っているからこそ求められるもので、遠くから一方的に投げかける場合は相手に100%の返事を要求できないこともあります。子どもに指示を出して答えを求めるときも、その場の状況を冷静に判断して、言葉のかけ方に工夫をしてみてください。子どもは都合の悪いことは聞こえないふりをすることはあります。「まったく同じことばかりうるさいなあ。わかってるって。」そんな子供の態度にイライラする前に最近の様子を振り返ってみてください。
子どもに言葉をかけるとき、その場の状況を優先して次の例を参考にしてみてください。
(1)子どもが約束を守らないことに対する注意
例)~宿題もやらずにゲームに没頭する太郎君に~
「太郎!いい加減にしなさい。宿題を済ませてからやるって約束でしょ。何度言っ
たらわかるの。」「・・・」「聞いてるの?。返事位しなさい。」
↓
①「太郎!」「はい。」
「お母さんは今あなたに伝えたいことがあります。」(自分で考えさせる)
「えっなに?・・・・・」
「あっわかった。えっとねえ、宿題を早くやれってこと」
「わかっていたら行動!」・・・子供の性格に合せて自分から行動させる工夫を。
②【ここまでは忍耐で対応です】・・・なかなか行動しない場合は
親の怒りの目盛りが徐々に上がることを日ごろから理解させる。
(お母さんは起こりたくて怒ってるんじゃない!)といいたいところですよね。
「太郎!2回目です。お母さんが今、あなたに伝えたいことは・・・・・」
「わかったってば」 しぶしぶでも行動に移せば進歩
③【それでも全く言うことを聞かない場合・・・目盛りMAX】
少し強めの口調で
「太郎!3回目です。お母さんが今、あなたに伝えたいことは・・・・・。3回が限界
です」と言って黙ってその場に立ち会う。*沈黙もしつけ
「何回もまったくうるさいなあ。やればいいんでしょ!」(心の声)
*時には厳しい叱り方も必要ですが、感情的な言葉をいつも吐き出していると、ヒステ
リックで自分の事が嫌いになりますよね。*しつけの一つの方法として変化をつけて
話しかけてみてください。
親も怒りたくて怒っているわけではないことを子どもに理解させることも大切なこ
とです。メリハリのあるしつけは習慣に結び付くので、万年怒ってばかりいるお母さ
んよりは怒らせると怖いお母さんの方が響きます。日ごろから子どもにより多くの笑
顔を見せ、愛情を注ぐことは必然ですが。
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