ブログを是非読んでください

こんにちは。TOKUNAKA-SUPPORTでは、私がどんなカウンセラーか興味を持っていただけるように、今後できるだけブログを更新していきます。

子どもの問題に限らず、新社会人や大学生、職場での人間関係に悩む大人からの相談も受け付けています。親が相談を申し込んで、子どもから相談を受けることもあります。子どもから悩みを聞き出せず、親としてどうしたらよいのか途方に暮れている場合は一度ご相談ください。

 まずは、電話相談でも結構です。その後対面方式でも構いません。

子ども自身の悩みは、一日の大半を過ごす学校生活を切り離して考えられないことが多いと思います。30年以上も教育現場で生徒や保護者の相談にのってきました。子どもと保護者が心身ともに健康な生活を送ることができるように真摯に努めてまいります。学校と家庭の両方の視点から、保護者に寄り添いサポートします。



 

丸写しされた提出レポート

丸写しされたレポート提出 

消化不良の真実

 高校の課題レポート

 

朝早く登校したA子
窓際で読書をし時間を過ごしていた 


 「おはよう」

 近づいて来たのは

 クラスでも明るく元気なB子


 「ねえ、宿題のレポート 見せてくれない?」

 「えっ?? う、うウん」 


 A子の承諾なしに

B子は A子のレポートを取り上げ

自分の席で写し始めた


何も言えないA子


昨夜 深夜の2時過ぎまで

必死でまとめた レポートだった


10分もしないうちに

 「A子ありがとう 助かった

 これで先生に 叱られなくてすむわ」



 何も言えないA子

 複雑な気持ちで

自分のレポートを見返した


 「自分でやればいいのに!」

 「私だって 夜中までかかって

 ようやく完成させたレポートなのに」


 A子は悔しかった


 例えば 穴埋め式の

 プリント類の宿題くらいなら

 友人の解答を写したりありがちです


 特に評価にも響かず

授業時に確認をする程度の

課題ならともかく・・・


 友人関係で

 宿題を写させてあげること

 双方が了解していれば 

それもあり???


かもしれませんが・・・


 レポートを提出した翌日

 職員室では

教科担任の教員が

レポートの確認と評価をしていた


成績に直接響く

実習・実験記録レポート


 ・実験日時

 ・実験内容

 ・実験器具

 ・実験のねらい

 ・実験方法 

 ・結果


 ここまでは ほぼほぼ 同じ内容


 ここからです


 実験考察や研究内容


 これは 個々に

 調べる文献や内容が異なり

 考察内容は それぞれ 違うはずです


表現方法、一字一句

まったく 一緒であることは

まず ありえない


 でも遭遇してしまったのです



 あれっ?

 さっき見たような内容?????


 再度 前の生徒のレポートを引き出す



 思わず2冊のレポートを

 見比べてしまいました 


 どちらの生徒が まとめたレポート???


 必死で頑張った人にとって

 簡単に課題を写されて

 同じ対応は許しがたいこと 


 「真面目なものが バカを見るようなことは 絶対に許さない」 


 教育者としては当たり前の事


 名簿順で早い番号の

生徒の レポート評価を

 既につけているものの

 見逃せません


 教師のコメント欄は


 「興味関心のある項目について

 しっかり調べてありますね

 調べた文献を 列記するようにしましょう」



 ひょっとして 2人で一緒に 調べ物をしたのか・・・・


 そう信じたかった


 該当する生徒を1人ずつ 別室に呼びだし

 さりげなく レポートについて

 事情を聴いた 


名簿順の速いB子は

 はっきりしない返答で

 事実確認ができない



 一方

 真面目にレポートをまとめたA子は

 しばらく沈黙したあと

 泣き出した


 「私は 兄の参考書を借りて

 夜中まで必死で

 レポートを書き上げました」


 「自分が 2時間半かけて

 まとめたレポートが

 10分足らずで写されて

 悔しいです」


 「でも、先生 B子ちゃんを

責めないでください」


 「どうして?」


 「私が B子ちゃんに

声を かけてもらえるのは

こんな時しかないんです」



 叱る、叱らないの問題ではない!


 B子を呼び出し


*レポートの採点時に 同じ内容のレポートに気づいたこと

*研究内容が全く同じことに 違和感を覚えたこと

*該当のA子、B子がお互いに大切な友達であること

*お互いの立場で 物事を考えてほしいこと


 決して責めることなく話を進めた結果

 B子は

 「先生ごめんなさい」

 「私がA子の立場だったら すごく腹が立っていたと思う」 ・・・・


 「A子に謝ります 御迷惑をおかけしました

 以後 絶対に人のレポートを

写すようなことはしません」


 高校生ともなれば

 1から10まで グチグチと

 説教しなくても

 本人が

 自分の考えていることを

 自分の言葉で表現して

 反省ができたら

 認めることが重要


 最後に B子が言った一言


 「先生! 気づかせてくれて ありがとうございました」


 これで充分


 その後 B子は A子と仲良くなった    



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