ほんのちょっとしたきっかけが子どもに自信をつける
人に認められたいのは大人も子供も一緒。子どもにとって、褒められることより叱られることの方が多いかもしれません。親が子供を叱ることはしつけとして重要で、大切な子どもだからこそ、ときには厳しくときには優しくはあるべき姿勢だと思います。
しかし、親として、子ども自身が納得のいく叱り方をしているかが肝心です。もし、叱ることの方が多いと思われているお母さんは、自分の叱り方を振り返るとともに子どもをほめるチャンスを待ち構えてください。
どんな些細なことでもいいので、大袈裟なくらいジェスチャーをつけて褒めるのです。例をあげてみます。
★小3の息子は字が汚くて、どんなに注意してもミミズの這ったような字しか書かないと嘆くお母さん。「まったくもっときれいな字は書けないの。やり直し!」口癖のように注意。いつしか弟や妹の前でも、普通に同じセリフを口にするように。(アドバイス後・・・)
弟や妹はそれはそれで、お兄ちゃんのように叱られたくないと学んでいくのですが、お兄ちゃんのプライドはズタズタです。家族の人間関係を考えると、このまま放っておけません。お兄ちゃんは大のサッカー好き。小さな少年チームに入って5,6年生の大きな上級生に混じって必死で練習には励んでいるそうです。
休日に家族で息子の練習の様子を見に行くと、まだまだ小さい体で、時には上級生の陰に隠れながらも必死でサッカーボールを追い続けているとのこと。
例えば、練習後の家族団らんの時にでも「今日の練習見てたけど、・・・・・の場面で、〇〇(息子の名前)、途中であきらめずに最後までボールに食らいついてすごかったね。普通なら絶対あきらめるような場面だったのに、根性あるある。頑張って練習を続けているんだもの、やればできる!」って感じ。応援してるよ。」
子どもは褒められて嬉しいはず。弟や妹の前でもしっかりプライドを保ち気分上々。そして本人の様子を伺いながら、息子と1対1の機会に、「さっき〇〇はやればできるって言ったけど、サッカーだけじゃなくて、〇〇、字を書く時も本気出してないんじゃない?〇〇の本気の字を見たいよ。」と声をかけ、息子は「俺だってやればできるんだよ。ちょっと書いてみようか・・・」と。上手に子どもを誘導してチャンスを作ります。ただし、無理やりな誘導はNG。じっくりとチャンスを待ってください。
丁寧に自分の名前を一文字一文字書いている息子の後ろ姿に笑顔。実際に書いた文字はお世辞にも上手とは言えなくても、以前の汚い文字と並べtて見せ、「ふむふむ、なるほどね。全然違う!〇〇、サッカーの本気をいろいろな場面で出したら最高だね。(握手・ハグ)まだまだ本気100%、やってやろう。やればできる!」
日常生活のなかで、いろいろなチャンスが潜んでいますよ。
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